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2011年9月9日金曜日

お部屋の湿気・カビ対策

まだまだ蒸し暑い日が続きます。我が家は賃貸マンションですが、部屋の湿度が高く、カビが発生しやすい環境です。住まいのカビ対策についてまとめました。

カビが発生しやすい住居とは
では、どんな部屋がカビが発生しやすいのでしょうか。ずばり湿度の高い部屋ですが、部屋の湿度はいろいろな条件で決まります。

①風通しの悪い部屋
鉄筋コンクリート造の建物は気密性が高いのが利点です。その反面、湿気が滞りやすいという弱点があります。洗濯物を部屋干しするなどで部屋の湿度が上がり、湿気が滞留し、カビ発生の原因になります。木造のほうが建物の隙間から空気の入れ替えがあるのでカビは発生しにくいです。

②日当たりの悪い部屋
日当たりの悪い部屋も湿気が溜まりやすいです。同じ建物でも北側の部屋のほうが湿度が高くなります。日当たりの悪い部屋は、雨が降った後なお、建物周囲や壁面の湿気が乾燥しないためです。

③建物の1階
建物1階は地下から湿気が上がってくるので、湿度が高くなります。特に、土地の水はけが悪いところや、防水処理がきちんとできていない建物は危険です。雨の日建物の周りに水たまりができるような土地は水はけが悪いので要注意。ちなみにコンクリートは水分を通します。

④せまい部屋
押し入れやクローゼットに荷物を詰め込みすぎると室内の空気の循環が悪くなり湿気が溜まりやすくなります。湿度の高い部屋は風の通りを意識して、あまりモノを詰めすぎないなどの工夫が必要です。

ざっと、こんな感じでしょうか。このような環境で温度が高くなるとカビが繁殖しやすくなります。一番タチが悪いのは1階ですね。防犯上窓を開け放しにすることもできないので空気の入れ換えが難しいです。

具体的なカビ対策は
では、運悪くこのような部屋にいる場合、どうすればよいのでしょうか。

①換気扇を回す
基本は空気の入れ換えです。お風呂の換気扇は24時間回しっぱなしにしましょう。出かける際は部屋のドアを開けて、換気扇から湿度の高い空気が出て行くようにしてください。これだけでだいぶ違います。湿度の高い部屋、カビが生えやすい部屋には新たに換気扇を設置するのも一つの方法です。

②部屋干しは避ける
雨の日など室内に洗濯物を干してしまいがちですが、これもカビの原因になります。やむをえず室内に干すときは、エアコンを入れて除湿するようにしてください。

③除湿機を設置する
寝室やクローゼットなど、日当たりが悪くて、空気の入れ換えが難しい部屋は、除湿機を設置しましょう。ただし、水の排水などが手間です。

以上が、主な湿気・カビ対策です。しかし、立地や建物の構造上、常に湿気・カビが発生して、除湿機を回してもダメなこともあります。ここまでひどい状況だとどうにもなりません。引っ越ししたほうがよいでしょう。その際は、同じような物件を選ばないように。

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